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土間床下 防湿コンクリート打設工事

土間床下

施工実績


土間床下 防湿コンクリート打設工事
施主様:兵庫県姫路市 完工年月:2020年4月


床下は普段なかなか目につかない場所のため、いつの間にか湿気によって土台柱や基礎柱などが腐敗してしまったり、シロアリ等害虫が発生していたり、気が付いた時にはすでに被害が進行してしまっていることが多い場所です。
 
昔に建てられた住宅の場合は「布基礎」が多いため、築30~40年以降の住宅では、湿気にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この「布基礎」を「ベタ基礎」にするには、増改築や全面リフォームで一度床や壁を全て撤去した際に、耐震や湿気対策で施工することが一般的です。

 
 

 施工開始 

・ 基本的な工事の流れは、養生 → 床下の清掃 → 防湿シート設置 → メッシュ配筋設置 → コンクリート打ち込みとなります。
まずは養生から始めます。玄関・窓から床下点検口のある部屋までの経路、床下点検口のある部屋全体を養生します。


 

基本的に床下点検口から床下に入って施工しますので、床下点検口のある部屋全体と部屋までの通路をキズや汚れから守るためにしっかりと養生をします。
床下点検口のある部屋全体を覆うように養生をしますので、施工期間中に床下点検口のある部屋は使用することができません。

 床下の清掃 

・ 養生が完了したら、次は床下の清掃です。
床下作業員がつなぎ作業服・床下用マスク・長靴・手袋・ヘッドライトを装着して、床下の清掃を行います。


 

コンクリートを床下全体に打ち込んで、そのまま埋めてしまうわけにはいきませんので、床下にある残骸などは全て撤去してしまいます。

 メッシュ筋と防湿シート設置 

・ コンクリートを打ち込む前に床下に設置する「メッシュ筋」を運び込みます。
床下作業員が床下に潜って「防湿シート」を張り込んでいき張り込んだ「防湿シート」の上に「メッシュ筋」を設置します。
「メッシュ筋」を設置することでコンクリートのひび割れが生じにくくなります。


 

全体に設置してしまうとベタ基礎工事の作業工程で、目的の場所まで移動する際に支障が出てしまいます。
まずはコンクリートの補強と割れ防止の為にワイヤーメッシュを施工していきます。
最初に作業する床下の端、または一番奥から設置していきます。

 床下の構造部分を補強 

・ ジャッキのような支え棒で、ウッドデッキや床下に置くことで強い支柱としてはたらきます。
耐久性も高く安価で、取り付けも簡単です。
床鳴りがおきているところに取り付けると、床下の構造部分を補強したり、フローリングと床下との隙間を埋めて床鳴りを防止してくれます。


 

鋼製束は柱部分をレンチで締めることで長さが変更できます。
したがって構造と地面の間部分にはめ込んで、レンチで長さを伸ばしてやることで沈んでいた構造部を持ち上げます。

 コンクリートを流し込み 

・ コンクリートをケースに小分けして、室内の床下点検口から床下の作業員にコンクリートの入ったケースを手渡しして床下点検口のある部屋まで運んでいきます。
運んできたケースから「防湿シート」と「メッシュ筋」の上にコンクリートを流し込み、コテでならしていきます。


 

ここまでの一連の作業「防湿シートとメッシュ筋を設置 → コンクリートを入れたケースを運ぶ → コンクリートを流し込みコテでならす」を繰り返し施工していきます。

 施工作業完了 

・ 床下全体にコンクリートを打ち込むまで繰り返し作業をすれば完成です。
床下の防湿コンクリートは1日じっくり乾燥させます。


 

施工後はお客様から床下の臭いが気にならくなった、押入れのカビが無くなった等の喜びのお声をいただいています。

仕上げをしてしまうと目に見えない部分ですが、住宅の存続にかかわる重要な基礎部分。湿気対策としては床下換気扇などの商品もございますが、当社では一軒一軒にもっとも適したご提案をさせて頂くため、施工するにあたってはメリット・デメリット、費用対効果などお客様が納得していただいた上で、後日施工をさせていただきます。
見えない部分ですが、こうやって安心して永く住むことができる家づくりを行っています。

 

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