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棟瓦取り直し工事

屋根

施工実績


棟瓦取り直し工事
施主様:大阪府寝屋川市 完工年月:2020年2月


漆喰取り直し工事は棟瓦を取りはずし、これまでの劣化した漆喰を取り除き、新しい漆喰に入れ替える工事です。
粘土と漆喰による湿式工法は、ほとんどの瓦屋根で採用されて粘土・泥を積みながら棟瓦を積み上げていく工法で身近な粘土を建物に使用することが良いとされていたのですが、経年により乾燥した泥や粘土は固定力もなく、棟瓦のズレ・歪み・倒壊を引き起こす危険性が高くなります。
外壁や屋根は雨風などの過酷な環境から家を守っている場所です。早めのお手入れが大切です。

 
 

 施工開始 

台風の影響で屋根瓦が破損してしまい、室内に大きな雨漏りが生じてしまいました。
瓦が大きく破損し雨漏リも発生してしまい生活に支障が大きく出てしまったそうです。

お客様のお問い合わせを頂き現地調査にお伺いし、調査を開始いたしました。
漆喰が風化して崩れてしまったり、無くなったりしています。
瓦がズレているところでは。瓦を固定していた中の泥が流失している部分も見受けられます。


 
 
 

当時使用されていた屋根土は、劣化すると雨水などで徐々に流れ出してしまい、土台としての強度が保てなくなり、放っておくと棟瓦が歪んだり崩れたりしてしまいますので定期的にメンテナンスが必要になります。
漆喰の剥がれによる棟の倒壊や雨漏りを起こさないようにするためには10~15年程度での漆喰補修、20年程度での棟取り直し工事が必要となります。

 

 棟瓦を取りはずし 

・ 漆喰取り直し工事は棟瓦を取りはずし、これまでの劣化した漆喰を取り除き、新しい漆喰に入れ替えます。
一旦、全ての棟瓦を取り外し、風化した漆喰と泥を除去し、清掃します。取り外した瓦は再使用するので、丁寧に作業していきます。


 
 
 

棟の瓦と葺土と一番上の瓦を一列撤去し終えると、強力棟金具を取り付けていき糸を張って棟部分の浮陸を調整します。
この金具の上部のコの字型のとこに垂木を打ち付け、そこに棟瓦をビスで留め付けます。

 

 棟瓦を積み直し 

・ 先程、取りはずした棟瓦を再度、積み直していきます。曲がらないよう、慎重に積み上げていきます。
平地とは違い、勾配がある中で、ものを真っ直ぐ積んでいくのはなかなか大変なことです。職人の腕の見せどころです。
今回使用した瓦の土台となる屋根土は、南蛮漆喰を使用しています。
南蛮漆喰は固まると強度が強く破損しない限りメンテナンスはあまり必要ありません。
消石灰が主な性質で防水材やカーボンなども入っている為防水性に長けており、頻繁な漆喰の詰め直し工事が不要となり屋根土よりも軽量で丈夫、更に屋根の軽量化にも役立ちます。


 

先程、取りはずした棟瓦を再度、積み直していきます。曲がらないよう、糸に沿って慎重に積み上げていきます。
平地とは違い、勾配がある中で、ものを真っ直ぐ積んでいくのはなかなか大変なことです。職人の腕の見せどころです。

 

 完工 

・ 棟際の瓦も新しく葺替え、棟も7寸棟瓦でシンプルに仕上げました。面戸の漆喰もキレイにならして完成です。
土を積んで漆喰で蓋をしてという必要がない一体式である為、防水性や今後のメンテナンス製に優れます。
これで雨漏りも留まり、今後の風雨でも安心です。
頑丈な土台の上に泥ではなく防水性のある材料を使って棟瓦を積み上げて屋根修理工事完成です!


 
 
 

完工です!
これで、よほどの揺れじゃない限り、瓦がズレたり、落下することはございません。
ズレなく並んでいる瓦が美しい幾何学模様を描いています。
瓦屋根は瓦そのものより、漆喰が先に劣化してしまうことがほとんどです。
定期的に点検とメンテナンスを行うことで、瓦のズレや割れ、落下を防げます。

 

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